うれしいにつけ、かなしいにつけ、歌はつきもの。
うれしいときは、口もとから音符がとびだしてくるし、悲しいとき、つらいときは、歌が身にしみてきます。子どものころ、よくしかられて、うらの山道をとぼとぼ、泣きながら歩いたものです。そんなとき、いつのまにか、頭の中を「しかられて」の曲が流れだし、大つぶの涙がほおをつたっていきます。なんどもなんども、「しかられて」が流れ、だんだん心もしずまり、しゃっくりまじりの「しかられて」になるころ、足は家路にむかいます。いまでも、「しかられて」の歌に出会うと、あのころが懐かしく、おかしく、いとおしく、私を子どものころにつれもどします。この本にのせた曲は、私の子どものころの、思い出の歌です。まだまだのせたい歌がいっぱいあります。
この歌たちは、私にふるさとをおもいださせ、ともだちを思いださせ、風のさわやかさ、木々の目覚めを思いださせ、あのころの夢、希望、勇気を思いださせます。 そして、いまもなお生き続け、私を元気づけてくれます。私にとって、歌は心のおくすりです・・・。

うたのえほん
出版社:
講談社
著者:
いもとようこ/絵
丹羽朋子/デザイン
初版年月日:
1986年11月
サイズ:
32p 25×27c
価格:
1575円(税込)