♪かた雪かんこ、しみ雪しんこ、 かた雪しみ雪キックキックトン♪ いつだったでしょうか、誰から教えてもらったのでしょうか、どういうわけか、私はこの詩をを知っていました。 はじめて「雪わたり」を読んだとき、思わず、「あ、あのうた、この作品のうたなんだ!」とさけんでしまったのです。それ以来ずっと、この作品からうたができたのだと思っていました・・・・ところでこの詩は作者の住んでいた地方に伝わるわらべうただそうです。賢治はこのわらべうたを作者特有の世界におりこみ、この詩をますます生かしています。ですから私が錯覚するのも無理ないのです。 ・・・子どもたちときつねたちのやりとりの楽しさ、子ぎつね紺三郎のきどったなんともユーモラスな口調、その中に愛がいっぱいつまった表現・・・なんともすばらしい作品、私は大好きです。 |
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雪わたり |
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出版社: |
白泉社 |
著者: |
宮沢賢治/作 いもとようこ/絵 |
初版年月日: |
1986年12月 |
サイズ: |
39p 31cm |
価格: |
1366円(税込) |
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